生き方の価値観が変わる作品「東京喰種」

こんにちは
ここ数日、ネタ探しに苦戦中な私ですが
本日は最近夢中で読んでいるとある漫画についてお話したいと思います。
本
その漫画は「東京喰種」
読み方はトーキョーグールです。
日本のみならず、海外でも絶大な人気を得ているこの作品
名前は聞いたことあるな~程度で読み始めたのですが、すごく面白いです!!

あらすじ1

この作品には人間喰種という2種類のヒト型の生物がいます。
喰種は人間の見た目をしているのですが、運動神経は喰種の方が優れており、人の肉を食べることでしか生命を維持できません。
「え、こわっ」て思いますよね?私もそう思いました。
ですが、「人間だって牛や豚を食べて生きているのに。」というセリフが作中にありました。我々人間はこの言葉にどう返しましょう…

おもしろポイント①

喰種は人を食べるわけですから、人間の読者としましては「喰種が悪」という固定観念を自然と生み出してしまいます。
ですが、喰種も人間に命を奪われることがあります。
喰種を駆逐することに特化した人間による組織「CCG」の攻撃です。
CCGは、簡単に言うと警察のような機関です。
この流れが読者に「喰種=悪」という固定観念を非常に困惑させる内容となっています。
少し難しいので、かみ砕いて説明すると
喰種が人を食べる
残された家族が悲しみ、喰種への復讐を誓う
復讐に成功する
残された喰種の家族が悲しみ、人間への復讐を誓う
復讐に成功する…
この流れがループします。
どちらが悪いと思いますか?
原作では幼い女の子の喰種が両親をなくします。人間の手によって。
その子を可哀そうだと思った一人の喰種が変わりに敵を討とうとします。
復讐は成功し、最後に捜査官の手に目を向けると薬指に指輪がついていたことを知り、奪った命について向き合います。
どちらがかわいそうだと思いますか?
私はどちらもかわいそうだと思います。故にどちらも悪くないように思います。
互いを知らないから、互いを恐れて奪い合う。
この現象って、現実世界でもある話ではないでしょうか。
フィクションのはずなのに、現実世界とリンクしている部分がある。
東京喰種にはそういった魅力が沢山あります。

あらすじ2

主人公の「金木研(かねきけん)」はある日、喰種に襲われます。
襲われて負傷していたのですが、襲ってきた喰種の頭上の鉄骨が突然落下し、直撃します。
幸いにも主人公の金木研は一命を取り留めたのですが、命を繋ぐために、鉄骨が落下した喰種の臓器を移植されてしまうのです。
その結果、半人間、半喰種となってしまった彼は受け入れられない現実に苦しみます。

おもしろポイント②

悲劇のヒーローとなってしまった主人公
彼の置かれた状況、考え、あらゆる困難が読者をひきつけます。
最初は弱々しかった主人公も、ある出来事がきっかけで強くなっていきます。
その成長もどこか悲しいものが感じられるなど、この作品ならではの世界観があります。
この現象はエヴァンゲリオンに似ているかもしれません。無理難題な現実と向き合う少年の成長物語…なのかな?(笑)
大体の物語の流れはこのような感じです。
面白さはまだまだありますが、最後に1つ。皆様の価値観を変える作中の名言を紹介させてください。
「この世の全ての不利益は当人の能力不足」
作中で頻繁に出てくる言葉なのですが、すごく刺さる言葉ではないでしょうか。
人間は失敗した時、まずは環境や他人のせいにしてしまう傾向があるように感じます。
ですが、大抵は自分のせいですよね、と。
私はこの言葉に共感し、どこか救われたような気がします。
価値観を変える名言や描写は数多く登場するので、皆様も是非この作品を読んでみてください。
アニメ版もあります。ちなみに少々グロいです。
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