5日間の旅の末、オオカミが見た光景は壁。行く手を阻まれる動物達と社会情勢について

おはようございます
早速NATIONAL GEOGRAPHICを見ました。
今回見たのは下記の記事です。絶滅危惧種のメキシコオオカミの内容なのですが、社会情勢も深く結びついていました。
要約すると、メキシコオオカミが新たな縄張りとパートナーを求めて旅に出たにも関わらず、アメリカとメキシコを隔てる国境の壁に阻まれ、目的地に行けず引き返したという内容です。
5日かけて旅をし、今まで見たことのない「壁」という障害物を前にし、回り込もうと壁沿いを歩いたものの、壁に衝突して約37キロの地点で諦めて戻ってしまいました。
1年前までは通れた道だったそうです。長い移動の末に目の前に現れた光景が壁。絶望しかありません。
オオカミだけでなく、他の動物たちも壁の影響を受けていて、自然保護活動家や科学者が、この問題について対策を強く求めているそうです。
国境の壁。
日本に住んでいると、この問題は実感できませんよね。島国ですし、海が壁になってるとも考えられますが。
「アメリカ メキシコ 壁」で検索すると、更に沢山の画像を確認することができます。砂浜は勿論、海にまで壁が作られ、徹底されていて驚きました。
トランプ元大統領が壁への意識を強めましたが、実はそれ以前から壁は約1,300キロに渡って存在しています。
トランプ政権下で増えた壁は720キロ以上。つまり、この720キロ以上の壁に、オオカミの移動ルートが被さっていたということになります。
不法移民対策で作られた壁ですが、動物達にも影響が出ていると。
入国したい側の気持ちも、されたくない側の気持ちも分かります。ですが、人間の勝手で動物に被害が出ているのはよくないと思いました。
壁が壊されることはまずないでしょうが、こちらの問題にも注目したいと思います。
タイトルとURLをコピーしました