繊維で、近江の産地といえば、「麻」
吸水速乾と肌触りの清涼感から、日本の蒸し暑い夏の素材に最適な繊維です。
欧州では冬でも麻を使った繊維がありますが、日本は、「夏に最適な素材」を打ち出し過ぎたため
季節限定素材に成ってしまったのかも。
ということで、今回は滋賀県の麻の機屋さんに行ってきました。
糸を小割にする機械
経糸を整経(織物に必要なたて糸本数を並べて引き揃える)
織り機にかけると
ストライプの柄は
ボーダーの柄は
ちなみに柄を造っているのは、昔ながらの
機械の横に着いてます
生地は50m作るのも500m作るのも、工程の手間は変わりません。
最近では海外生産も多く、国内の機屋さんは、色々と大変です。
機目の細かい丁寧な仕事をする、国内の良い機屋さんほど、機械を扱う技術などの継承に
悩んでおられます。
日本の産業をもっと大切にしなければいけないと思います。
帰りに、近江上布伝統産業会館に立ち寄り
100年前の麻の糸で織られた小物をGET
また、おせっかいが始まるのかな(爆)