おはようございます
皆様パイナップルやメロンなどの果物はお好きですか?
夏にこれらの果物を食べたくなるのは私だけでしょうか。
値段や種類によって味はそれぞれですが、良いものだと甘くて美味しいですよね。
ですが、食べると喉がピリピリ、イガイガする時があります。
食べ始めた時は美味しいと感じていても、徐々に「あれ?喉が・・・」となる方は少なくないと思います。
それ程長く違和感が続くわけではありませんが、美味しいものはストレスなく食べたいですよね。
※口腔アレルギーという反応が起こっている可能性もあります。症状が長く続くようでしたら摂取を控えてください。
なので本日は、果物を食べた時の違和感の原因と対策法についてご紹介いたします。
社内でふとこのような会話になったので、ブログのネタにすることにしました。
なぜピリピリ、イガイガする?
メロンやパイナップルにはたんぱく質分解酵素が含まれています。
メロンだとククミシン、パインだとブロメリンという成分なのですが、これらが口の中の粘膜(たんぱく質)を分解し、溶かしてしまいます。
粘膜が溶かされた口内や喉はノーガードとなってしまい、酸味などの刺激を感じやすくなるので、ピリピリ、イガイガ、チクチクするそうです。
溶けるという表現は少し怖いですね。
ですが、決して体に害だけがある成分ではありません。
肉や魚を柔らかくする、消化をしやすくする、栄養の吸収を助けるなどの効果もあります。
酢豚にパイナップルが入っている理由が上記の「肉を柔らかくする」に当てはまりますね。
ピリピリさせない方法
大きく分けて「食べ頃」と「加熱」の2種類の方法があります。
食べ頃は未熟であっても成熟が進んだものであってもチクチクするそうです。
難しいですが、この中間を狙って食べるようにしましょう。
加熱も効果的ですが、メロンを加熱して食べるということが想像できません(笑)
加熱温度の目安はメロンが85℃以上、パイナップルが60℃以上で分解酵素の効果がなくなります。
パイナップルの缶詰は熱処理がされているので違和感なく食べることができます。
ピリピリした時の対処法
それでもピリピリするんですけど!という方は、まず口をゆすぎましょう。
そして、熱い飲み物を飲んだり、牛乳やヨーグルトを摂取してみてください。
口をゆすぐのは少しでも分解酵素を取り除くため。
熱い飲み物を飲むのはたんぱく質が熱によって変性するため。
牛乳やヨーグルトを摂取するのは口内や喉のたんぱく質を分解させなくするためです。
まとめ
メロンやパイナップルにはたんぱく質分解酵素が含まれているのでチクチクするということがわかりました。
ストレスなく食べる方法は「食べ頃に食べる」「加熱する」こと。
それでも違和感を感じた場合は「口をゆすぐ」「熱い飲み物を飲む」「たんぱく質が豊富なものを食べる・飲む」を試してみてください。
どの食材にも当てはまりますが、美味しいからといって食べすぎには注意です。
そして口腔アレルギーが起きているかにも注意が必要です。どうやら花粉症の方は口腔アレルギーになりやすいみたいです。
難儀な食べ物ですが美味しいのでつい食べてしまいますよね。
ある程度は仕方ないと高を括ることも大切です。